「悔いなく生きなくては」 津波に流され助かった私、古里に戻る春

 【東京】宮城県石巻市出身の村田奈央子さん(22)は今春、創価大(東京都八王子市)を卒業し、古里の公務員(福祉職)になる。小学5年生で東日本大震災を体験。家族や友人を亡くしたが、大勢に励まされ、避難所でのボランティアで避難者に喜んでもらえたことも力になった。助け合い、生きる喜びが感じられる古里にしたいという。

 2011年3月11日。村田さんは小学校から急いで帰宅し、祖母と姉の3人で車の中でラジオの震災情報に耳を傾けた。祖母と姉は曽祖母が心配でいったん家に戻り、村田さんが車に1人残っていた時だった。

 真っ黒な壁のようなものが迫…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment