大阪メトロは29日、大規模改装を計画する御堂筋線と中央線の計15駅のうち、5駅のデザイン変更を発表した。昨年末に改装後のイメージ図を公表したところ、利用者らから「悪趣味」などと批判を受けたため。派手なデザインが目立った当初案から一転、落ち着いた雰囲気となった。
この日は15駅のうち、2021年度中に改装を終える予定の御堂筋線「心斎橋駅」「梅田駅」「中津駅」「動物園前駅」、中央線「堺筋本町駅」を変更した。改装時期の遅い残りの10駅は、来年にもデザインの変更を公表するという。
百貨店などが立ち並ぶ大阪市中心部の「心斎橋駅」は当初、「テキスタイル」をコンセプトとし、天井を色鮮やかな織物で覆うイメージだった。だが今回、カラフルな天井をやめ、LED製の照明を取り付ける簡素なつくりにした。
「堺筋本町駅」は、「船場町人文化」を掲げて天井に町人言葉をあしらう計画だったが、壁を木目調にして落ち着いた趣にした。
大阪メトロの河井英明社長は「特徴ある駅づくりをめざしたが、どう表現したらいいかが難しかった。今回、洗練されたデザインになり、多くの人に支持されると思う」と話した。
駅の改装をめぐっては、同社が…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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