「情熱と地元への思いに投じたい」18歳の討論 舞鶴市長選で考えた

 学校だけが教育の場ではない。社会や国の問題を自分ごととして考え、皆で最適解を探る主権者教育は特にそうだ。2月5日投開票の京都府舞鶴市長選を巡り地元のコミュニティーラジオ局「FMまいづる」が企画した18歳ら若者の討論会も学びと気づきに満ちていた。(編集委員・曽我豪)

 ジェネラルマネージャーの時岡浩二さん(55)に頼んで、投開票の1週間前の収録に立ち会った。

 自公が推薦する現職に日本維新の会の府総支部が推す元市議が挑戦、共産推薦候補と無所属候補も加わる乱戦だ。正直、半分は選挙の様子を探るのが目的だったが、討論を聞いて自分の考えを改めた。

 18歳の2人の討論だ。私立高校3年の松谷玲奈(まつたにれいな)さんは、学校でウクライナ支援のため寄付金を集めた経験を持つ。高専3年の高辻悠生(たかつじゆうき)さんは、同局の番組作りを手伝ってきた。

候補者の動画を見た2人は……

 司会の時岡さんは進行を急がない。前日の候補者討論が収録された動画を2人が見終わるのを待つ。誰に投票するか、市政不信はどうかなど、いきなり結論を求める質問もしない。

 ――候補者討論はどう?

 高辻さん「商店街の活性化はいいなと思った」

 松谷さん「給食費ゼロという(維新系候補の)言葉が具体的で良かった」

 ――市長を選ぶ基準は?

 高辻さん「やはり話し方がわ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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