熱くつづった感謝の気持ちが水の泡に――。観光客らが受けたサービスや対応のエピソードを募る「四国おもてなし感激大賞2019」で、ウェブサイトからエピソードを送っても消滅する状態になっていた。主催する四国観光協会連合事務局は再投稿を呼びかけている。
賞は、観光客らの推薦文をもとに、心のこもった接客をする観光・宿泊施設や飲食店を表彰。昨年度は「チェックアウトの時間を過ぎても、熱を出した娘を寝かせておいてくれた」「忘れ物をした私を探し、隣の施設まで追いかけてきてくれた」など、心温まるエピソードが郵送と合わせて82件、寄せられた。
今年度は4月に募集を開始。しかし、7月になってもサイトからの投稿がなく、不審に思った事務局が委託先の業者に問い合わせ、発覚した。
事務局によると、サイトで推薦文を入力して送信ボタンを押すと、「ご応募ありがとうございました」といった趣旨の画面が表示された。実際にはその時点でデータが消滅し、事務局側には届いていなかった。
業者の設置ミスが原因。現在は投稿できるが、7月5日夕までのデータは復元できないという。事務局の担当者は「感動を伝えようとしていただいたのに受け取れず、申し訳ない」。募集は11月30日まで。投稿者には抽選で四国の特産品がもらえる。(尾崎希海)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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