「感染症に襲われた街」 ロケ地が恐れた風評、でも今は

 新型コロナウイルスの感染拡大で、全国各地で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が続いています。12年前に公開された映画「感染列島」。未知の感染症によるパンデミックを予想していたかのような内容です。荒廃した街のロケが行われた町を訪ねました。

 12年前に公開された映画「感染列島」。医療態勢の逼迫(ひっぱく)や命の選別、愛する人をみとれないなど、スクリーンの中で起きていたことが、昨年からの新型コロナ禍でいくつか現実のものとなった。

 救命救急医役の妻夫木(つまぶき)聡さんと世界保健機関(WHO)メディカルオフィサー役の檀(だん)れいさんが、未知のウイルスの正体を突き止めようと病院から抜け出した患者を捜すため、感染拡大で荒廃した街を歩き回る場面がある。撮影されたのは、栃木県鹿沼市銀座通りだ。

映画で「絶滅」した商店街

 同市銀座2丁目自治会長で学…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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