熊本県合志市は3日、県内の医療従事者の60代男性が、新型コロナウイルスのワクチンを計4回接種していたと発表した。優先接種を受けたほか、市が発送した接種券を使っていた。男性は「感染者が多い状況であったため、接種したほうがよいのではないかと考えた」と話しているという。
市によると、先月29日、ワクチン接種証明書の発行に向けて市が接種記録の確認をし、発覚した。男性は4月と5月に1回ずつ、医療機関から渡された接種券を使って医療従事者向けの優先接種を受けた。その後、市から届いた接種券でも、7、8月に1回ずつ受けたという。
男性は接種回数は2回と知っていたが、3回目以降は、予診票で「初めての接種」と虚偽の回答をしたという。4回接種したことによる健康被害は確認されていない。市の担当者は「(被接種者に)接種回数などのルールを守ってもらうしかない」と話した。(大木理恵子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル