東京都医師会の尾崎治夫は17日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況について「感染のスピードがこれ収まらないと、いくら病床を用意して、宿泊施設を用意して、我々がいくら軽症者を自宅で診るような事態になって頑張っても追いついていけない」と主張した。
さらに、「もっとも大事なことは、(都の休業要請が始まった)11日から厳しい自粛要請をして2週間後の25日まで私たちが頑張っていくが、その後、感染者の流れが横ばいになる、減っていくということでないとこれ以上東京は持ちません。マスコミからもさらなる自粛をお願いしたい。記事の最後には絶対に書いていただきたい。そういうふうに考えておりますのでよろしくお願いします」と声を荒げながら強く訴えた。
感染者の陽性・陰性を調べるPCRセンターを都内各地に設置していくことになった背景については「コロナ(感染者)と思う患者がいても、相談センターに連絡しても電話がつながらないし、新型コロナ外来の病院にお願いしても病床が満杯で、PCRもできないことになっている」「感染している疑いのある人を拾い上げてきちっと交通整理しないと感染の予防もできない。私ども、地域医療を担うかかりつけ医が協力して、PCRセンターを作ろうという思いに達した」と説明した。
実際、尾崎会長のクリニックでも「毎日発熱の患者、風邪とみられる患者を診るが、中には詳しい問診をするとコロナが疑わしい例、たとえば嗅覚・味覚がなくなっている、熱が下がらないとかそういうケースがある」と吐露。「新型コロナ外来の先生も精一杯やっている状態。(PCR検査なども)やむを得ず断っている。かかりつけ医ができることは何か。ここは我々が立ち上がってPCRセンターをつくって、混とんとした状態を良くしていきたいという強い思いで47の地区の医師会にお願いして、体制を作っている」と話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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