大阪府吹田市の住宅街で、戦時中に米軍機が投下したとみられる1トン爆弾が見つかった。現場のすぐ隣を通るJR線は不発弾の処理にともない7月24日に運転を見合わせることになり、市民生活への影響は避けられそうにない。77年前の空襲が今なお落とす影。記者が現場を歩いた。
不発弾が見つかったのは、吹田市南吹田3丁目のマンションの新築工事現場。最寄りのJR南吹田駅から南西に約350メートルの場所だ。近くの神崎川を渡ると、すぐ大阪市東淀川区になる。
不発弾には迷彩柄のカバーがかけられ、周りに土嚢(どのう)が置かれていた。すぐ東側にJR京都線などの線路が通る。京阪神を結ぶ大動脈で、大勢の乗客を乗せた電車が盛んに行き交う。現場には警備員が立っていた。24時間態勢で警戒しているという。
77年前、大阪府吹田市でも度重なる空襲がありました。「語り継ぐ会」の共同代表は、戦火のウクライナを思い、「戦争はひとごとではない」と語ります。
吹田市によると、不発弾は弾…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル