「戦後復興は長い道」 ウクライナの自治体首長ら、都知事に支援訴え

太田原奈都乃

 ロシア軍の侵攻で戦禍が続くウクライナ地方自治体首長らでつくる「ウクライナ市長クラブ」の一行が、9日、東京都小池百合子知事を表敬訪問した。軍の占領下に置かれ、甚大な被害を受けたウクライナ北東部の都市トロスティアーネッツ市のユーリー・ボヴァ市長は、都のこれまでの支援に感謝し、「戦後復興は長い道。都の力強い援助があると信じている」と訴えた。

 出入国在留管理庁によると、ウクライナから日本への避難民は2591人(7日時点)。都は、避難民の住まいとして都営住宅を提供しており、現在は約460人が暮らす。その一人、イリーナ・ペトリチェンコさんも都庁を訪れ、「大変感謝している」と話した。

 小池知事は「ウクライナの情勢について心を痛め、市民の犠牲が増え続けていることを厳しく非難する」とした上で、「(日本に避難した後も)全く文化の違うところでご不安なことが多いと思う」と話し、支援を継続する考えを示した。(太田原奈都乃)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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