新型コロナウイルスワクチンの医療従事者向けの優先接種で、三重県内の病院が院長名で「接種を受けた職員は評価の対象とする」とした電子メールを全職員に送り、数日後に撤回していたことが分かった。接種は希望者が受けることになっているが、「強制」ととられかねない内容。病院は「誤解を招く表現だったために取り消した。接種の有無を評価の対象にすることはない」と釈明している。
病院は、新型コロナの感染者を受け入れてきた。職員らが優先接種の対象だが、2月に職員らに確認すると約1割が接種を希望しなかった。「妊娠を考えている」「妊娠中」「体調がよくない」などの理由が寄せられたという。
病院によると、2月22日朝、院長名で「接種を受けるよう強く勧奨します」「合理的な理由のない接種拒否はしないよう」「率先して接種を受けるのは我々の権利であり、義務でもあります」とするメールを全職員に送信。3月4日朝、副反応は「心配されたほどの影響はない」とし、「病院方針としては接種を強く勧奨」「接種を受けた職員は年末の医療職の評価で評価の対象とします」と記したメールを送ったが、同9日夕に「評価の対象とする」という部分を取り消すメールを出した。
新型コロナのワクチン接種につ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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