大学で「ピア・サポート」が定着してきた。「ピア」は「仲間」といった意味で、先輩学生が新入生や留学生らの勉強や生活面を支援する活動だ。立命館大では、3万6千人の学生の1割ほどが活動しているという。大阪府茨木市のキャンパスで活動の様子を取材した。
「リポートは締め切りまでの時間や字数などを比べて、優先順位を決めよう」
教壇に立ったピア・サポーターの学生が、リポートや試験に向けた具体的な注意点を紹介していく。学生たちが企画したセミナー「はじめての学期末準備」。参加した1年生はアドバイスを受けながら、自分の性格なども加味して、例示された三つのリポートに取りかかる順番を考えた。経営学部1年の女子学生は「サークルに入っていないので、体験談を聞きたくて参加しました。先輩だと気軽に質問できて、不安が減りました」と話した。
ピア・サポートは現在、全国…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル