「教科書を隠された」逮捕の14歳供述 埼玉・中2刺殺

 埼玉県所沢市で市立中学2年の本郷功太郎さん(13)が刃物で刺されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された同級生の少年(14)=殺人容疑で送検=が「以前教科書を隠され、問い詰めたが否定されたのでけんかになった」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。県警は今後、学校側への聞き取りをするなどして、経緯をさらに慎重に調べる。

 捜査関係者によると、少年は事件当日の5日、「教科書のことでけんかになった」と供述する一方で、「この日のことだけがきっかけではない」という趣旨の話もしており、以前からトラブルがあったことをほのめかしているという。

 市教育委員会によると、2人はともに卓球部に所属。県警は、少年が事件直前まで自宅で本郷さんと2人でテスト勉強をしていたとみているが、2人の間には学校生活を通じて何らかの思い違いがあり、この日のやりとりが事件の引き金となった可能性もあるとみて、動機の解明を進める。

 一方、中学校の校長は6日の記者会見で、2人について「担任教諭からはトラブルがあったとの報告は受けていない」と説明。「教師が常に目を目を配らなければならないような生徒ではなかった」とも話していた。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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