「数秒の強い縦揺れ」食器など散乱、歩道の隆起も 能登で震度6弱

 19日午後3時8分ごろ、石川県能登地方であった地震で、震度6弱を観測した同県珠洲市では、強い揺れが数秒にわたって続き、食器が割れるなどの被害が各地で相次いでいる。

 珠洲市役所の日直室にいた女性職員は「強い揺れでびっくりした。流しにあった洗剤が倒れた」と話した。同市高屋町の円龍寺の塚本詠子さんによると、台所で陶器の食器が落ちて割れ、散乱しているという。

 同市野々江町の「道の駅 すずなり」では瓶の商品多数が床に落ちて割れた。地震の発生時に客数人がいたというが、女性職員は「店内は危険だと思って、外に避難してもらった」と話す。店舗に隣接した事務所では「棚が落ちた書類が散乱してひどい状態」という。

 焼き物を販売している同市蛸島町の珠洲焼館でも、陳列しているつぼや花器が複数倒れ、破損している商品も出ている。同館で働く50代女性は、5秒ほどの強い縦揺れを感じたといい、「最近は地震が続いていたので、またか、と思ったが、今回の揺れは非常に強かった」と話していた。

 珠洲市にある珠洲市総合病院に勤務する男性職員は地震当時、自宅にいたという。「突き上げがあって、横揺れが激しく、10秒ぐらい激しく揺れた」と語った。CDラックからCDなどが床に落ちたという。

 その後、病院に車で駆けつけた。信号などは通常通り点灯していて、渋滞なども発生していなかったが、歩道で地面が隆起しているところを見たという。

 病院に着いて事務室内に入る…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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