新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急経済対策の補正予算には、コロナ収束後を見越した観光やイベントなどの振興策が盛り込まれている。その予算規模は、医療現場への支援やワクチン開発など、感染症対策のための金額に匹敵する。緊急性やコロナ対策との関連性はあるのか、各予算を担当する省庁に問い合わせて検証した。
コロナ後、旅行が半額に?
「簡単に言うと、旅行代金が半分になるイメージです」
国土交通省の担当者がそう説明するのは、インバウンドの激減で打撃を受ける観光業を、コロナ収束後に後押しする「Go To Travel キャンペーン」だ。
個人が旅行業者などから旅行商品を購入した際に、代金の2分の1にあたるクーポン(1泊あたり上限2万円)がもらえる。うち7割を旅行商品そのものに、残る3割はおみやげの購入などに使える想定だという。
たとえば、5万円の北海道旅行…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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