「日本語を武器にする」ウクライナ人留学女性 SNSに込める願い

 ウクライナの首都キエフ出身で、大阪大に在学中のマリニナ・カテリーナさん(21)がロシアの侵攻後、現地から届く情報を日本語でSNSに投稿している。村上春樹にあこがれ、日本に留学してきた。故国で突然始まったまさかの戦火に「1人でも関心を持ってほしい」と発信を続ける。

 《楽しみにしていた梅の季節がやってきました。私が平和で素敵な日本にいる間、私の国では爆発音、軍用機の飛行音が響いて、空爆で建物が破壊されたり、焼ける匂いがしたり、青い空が見えなくなったりします》

 ロシア軍の侵攻が始まって3日後の2月27日、カテリーナさんはこんな文章を、自身のインスタグラムに投稿した。

 砲撃でめちゃめちゃに破壊された高層アパートの写真も添えた。

 《私が住んでいたところから歩いて約5分にある建物が写っています》

 ウクライナにロシア軍が侵攻した2月24日、カテリーナさんは大阪府箕面市の自宅で、翌日締め切りの課題論文「宮沢賢治の作品における自然と人間の交流の特徴」に取り組んでいた。

 なにげなくスマートフォンをのぞき込んだ時、日本と7時間の時差があるキエフにいる友人たちが「戦争が始まった」とチャットに次々と投稿を始めた。

 「信じられなかった。遠い世…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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