世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元2世信者らが9日、教団の解散命令を裁判所に請求するよう求める永岡桂子文部科学相宛ての申入書と、インターネットで集めた20万4588筆の賛同署名を文化庁に提出した。後日、岸田文雄首相や法相、検事総長宛てにも送るという。
署名は、カルト問題を取材してきたフォトジャーナリスト藤田庄市さんの発案で、教団の元2世信者や信者家族らが呼びかけ人になった。20万4588筆は10月17日から12月6日までの数で、今後も集める予定。すでに10月、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が文科相らに教団の解散命令請求を求める申入書を送っており、それに賛同する活動だという。
今回の申入書では、教団の解散命令請求を求める理由について、「被害は重大で今なお継続している」「複数の裁判において組織的違法性が認定されている」ことなどをあげた。さらに、解散命令とは別に「社会的監視や、被害の予防・救済、2世への社会的支援のための様々な法令・制度の整備が求められる」とした。
教団の元2世信者である冠木…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル