「普通にあこがれ、でもなれなくて」 揺れる心包んだ校門前の桜並木

 中学校の入学式はうれしさよりも不安が勝っていた。校門へ続く満開の桜並木の記憶はおぼろげで、手元に残るのは母親が撮った1枚の写真。満開の下、こわばった顔の自分が写っている。

 大阪府泉南市の山川慶和さん(16)は小学4年の時に不登校になった。

 「普通に学校へ行って授業を受けたい」

 心新たに始まった中学校生活は、新型コロナの影響で入学式直後から休校に。そのまま学校に行けなくなった。

 「何時間目でもいい。校門ま…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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