奈良県と三重県の県境に位置し、切り立ったその姿から「関西のマッターホルン」とも称される、高見山(標高1248.4メートル)。すぐ隣の三峰山とともに、厳冬期には霧氷が見られる場所としても知られ、幻想的な光景を求めて訪れる登山客も少なくない。天保山からエベレストのふもとまで、幾多の現場を踏んできた報道カメラマン歴23年の私。1月下旬、まだ見ぬ絶景を求め、奈良の最奥地へと足を踏み入れた。
いざ、雪山へ――。
と、気持ちははやるが、準備を怠らないのがプロ。
まずは服装から。登山前日の28日、高見山に近い五條市の最低気温は約マイナス1度。山頂はふもとより8度ほど低い気温が予想される。
まだ見ぬ絶景を求めて、誘われるように山の奥へ奥へと向かうカメラマン。「最高の1枚」を撮ることはできたのか。待ち受けていた運命とは…。
インナーには吸湿発熱する上…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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