11日午後1時50分ごろ、JR鹿児島線の久留米発小倉行きの上り快速列車(6両編成、乗客約300人)が、停車するはずの吉塚駅(福岡市博多区)のホームを通り過ぎ、約200メートル過ぎて止まるトラブルがあった。後続の列車がすでに手前の博多駅を発車して迫っていたため引き返せず、快速列車は本来停車しない次の箱崎駅に臨時停車した。
JR九州によると、60代の男性運転士はブレーキが遅れた理由について、「有給休暇を申請して、取れるのかなと考えごとをしていた」と話しているという。車掌は減速しないことに気づき、ブレーキをかけたが間に合わなかったという。
吉塚駅で降りる予定だった約150人は箱崎駅で降り、普通列車に乗り換えた。吉塚駅から乗る予定だった約60人は、後続の上り普通列車に乗ったという。(小川裕介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル