プラスチック製のレジ袋が7月から原則として有料になる。先行したスーパーに続き、多くのコンビニも料金をとり始める。ただ、店側の対応には差がある。レジ袋は問題になっているプラごみのごく一部で、新たな課題も浮上している。
有料化は西友やイオンなどの大手スーパーが2012年ごろから本格的に進め、先行した。コンビニは「ふらっと立ち寄るのでマイバッグはそぐわない」などの理由で無料での配布を続けてきたが、多くが転換する。
「有料レジ袋はご入り用ですか」。イオン系のコンビニ、ミニストップの千葉市にある店では、レジの前に客が立つと音声が流れる。
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ミニストップは、ことし6月から国内約2千の全店でレジ袋を有料にしたところ、辞退する客は3割から7割に増えた。価格は税抜きで1枚1円。7月1日から2~4円に引き上げる。
大手3社は7月1日から有料にする。セブン―イレブンは税抜き3~5円、ファミリーマートとローソンは税込み3円だ。
容器包装リサイクル法の省令の改正に伴い、7月からは、プラ製のレジ袋を扱うすべての小売事業者が有料にしなければならない。
紙製の袋は有料義務化の対象ではないが、併せて有料にする店もある。
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百貨店のそごう・西武は食品売り場で扱うプラ製の袋を7月から有料にし、ほかの売り場で扱う紙袋も10~100円の有料にする。三越伊勢丹ホールディングスの食品売り場は、プラ製袋を順次廃止。紙袋に切り替え、30~50円とする。食品以外の売り場では従来通り紙袋を無料で配る。
ユニクロを展開するファーストリテイリングもプラ製バッグを紙製に替えつつあり、その紙製を今後、有料にしていく予定だ。「紙ならどんどん使っていいわけではない。マイバッグの持参を勧めたい」と広報担当者は話す。
一方、プラ製を無料で配る方針…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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