「本当はやりたくない」 摘発風俗店で働く実習生の構図

 ベトナム人の技能実習生の女性を雇って性的なサービスをさせたとして、東京都内の派遣型風俗店「美ワンダフル」が今月、出入国管理法違反の疑いで警視庁に摘発された。朝日新聞は、この店の仕事をしていたベトナム人2人に取材した。新型コロナウイルスの影響で、借金返済や学費の支払いを抱える実習生らが追い込まれていく構図がここにもあった。

拡大する記者に思いを打ち明けてくれたベトナム人女性=2020年11月13日、東京都内、内田光撮影 

 関係者を通じて1人目に取材したのは3月半ば。JR日暮里駅に近いレンタルルームに、女性はやって来た。30代のベトナム人元技能実習生で、実習先から失踪していた。美ワンダフルに登録し、1日に数人、男性客を取っていた。売春もしていたと明かした。

コロナ禍の日本に暮らす技能実習生や元技能実習生たちのいまをルポする連載の5回目です。

 ベトナムの首都ハノイで美容院…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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