広島県などは21日、核兵器廃絶への各国の昨年の取り組みを評価した「ひろしまレポート」を発表した。ロシアが「核の恫喝(どうかつ)」を伴ってウクライナに侵攻したことを受け、「核兵器国間の亀裂は深刻化し、合意形成を難しくした」などの懸念を示した。
核保有国を含めた34カ国の昨年1年間の動向を、国内外の専門家らが分析。「核軍縮」「核不拡散」「核セキュリティー」の三つの分野で評価している。
核不拡散条約(NPT)に加盟する五つの核保有国のうち、ロシアは全分野で最下位だった。中でも核セキュリティーについては、ウクライナ国内で稼働中の原子力発電所を攻撃、占拠し、「欧州全体に放射能汚染を引き起こしうる状況を何度も生じさせた」とした。
記事の後半に、核軍縮に向けた核保有国の取り組みを点数化した一覧表があります
核軍縮については、「広島…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル