ロシアのウクライナ侵攻を受け、宮城県原爆被害者の会(はぎの会)会長の木村緋紗子さん(84)=仙台市太白区=が7日、同市内で会見を開き、「怒りと恐ろしさ、怖さを覚えた。絶対許されない。核兵器を使うようになったらどうしよう。核戦争は起こさないで」と抗議した。
木村さんは8歳の時、広島で被爆。父や祖父ら親族8人を亡くした。この日、ウクライナ国旗と同じ青色のジャケットと黄色のスカーフを身につけ、会見に臨んだ。
軍事侵攻で離れ離れになるウクライナの親子の姿に報道で触れ、被爆で父らを亡くした自身を重ね合わせたという。「かわいそうだ。子どもは親と別れるのがつらい。気持ちが分かる」と話した。「話し合いで解決していただきたい」と訴えた。
父が広島で被爆した同会の副会長、林俊江さん(68)=石巻市=も同席。木村さんが代表理事を務める日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が4日に発表した「ロシアのウクライナ侵略を即刻やめることを求める」声明を読み上げた。林さんは取材に「市民を巻き添えにして戦争をするな、という思いが強いです」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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