「桐島聡」名乗った男の遺体を火葬 遺族は引き取りを拒否

芳垣文子 阿部育子

 神奈川県鎌倉市は7日、1974、75年に起きた連続企業爆破事件で指名手配された桐島聡容疑者(70)を名乗った男=1月29日に死亡=の遺体を県警藤沢署から引き渡され、同県逗子市内の火葬場で火葬した。

 鎌倉市によると、身寄りのない遺骨は、市が委託した葬儀社が5年程度保管し、引き取り手がない場合は無縁仏として合葬する。7日時点では、引き取りの申し出はないという。

 捜査関係者によると、男は1月上旬、鎌倉市内の病院に「内田洋」の名で入院。末期の胃がんで、25日になり病院側に「自分は桐島聡だ」と話し、29日朝病死した。男のDNA型を桐島容疑者の複数の親族と照合した結果、一部から「親族関係に矛盾なし」との結果が出た。親族は遺体の引き取りを拒否したという。(芳垣文子、阿部育子)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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