「桜がかわいそう」 見頃迎えても… 福島・夜の森

 東北の桜の名所、福島県富岡町の夜(よ)の森(もり)地区で、ソメイヨシノが見頃を迎えている。2・2キロの桜並木のうち、3月には東京電力福島第一原発事故による避難指示が約500メートルにわたって新たに解除された。約3年前に解除された部分と合わせて、860メートルが自由に通れるようになっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で恒例の桜まつりとライトアップが中止になったが、散歩しながら桜が咲き誇る様子を撮影する人たちの姿も見られた。

 避難先のいわき市から訪れたという熊谷文子さん(68)は、「桜は一生懸命咲いているのにかわいそう。ここまで歩けるようになったのに、来てくれる人が減ってしまって。コロナが憎い」と話した。(小玉重隆)

拡大する見頃を迎えたソメイヨシノ。新たに避難指示が解除された区域を歩きながら楽しむ人たち=2020年4月3日午前、福島県富岡町、小玉重隆撮影

拡大する見頃を迎えたソメイヨシノ。新たに避難指示が解除された区域を歩きながら楽しむ人たち=2020年4月3日午前、福島県富岡町、小玉重隆撮影

拡大する見頃を迎えたソメイヨシノ。新たに避難指示が解除された区域を歩きながら楽しむ人たち=2020年4月3日午前、福島県富岡町、小玉重隆撮影

拡大する見頃を迎えたソメイヨシノ。新たに避難指示が解除された区域を歩きながら楽しむ人たち=2020年4月3日午前、福島県富岡町、小玉重隆撮影


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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