「極刑でよろしいですか」 後輩殺され、答えに詰まった弁護士の告白

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村上友里 久保田一道

 オウム真理教の一連の事件で、松本智津夫麻原彰晃)元死刑囚ら13人全員に死刑が執行されてから26日で5年がたった。坂本弁護士一家殺人事件で、横浜法律事務所の後輩だった坂本堤(つつみ)弁護士(当時33)を殺害された岡田尚(ひさし)弁護士(78)は事件後、死刑制度について口をつぐんできたが、執行を受けて深まった思いを語り始めている。

 「『死刑反対』と言いながら、被害者になってからは触れなくなった。自分はひきょうだったと思った」。岡田弁護士は14日、横浜市映画館で催されたトークイベントで、胸中を打ち明けた。

 周囲に「人権弁護士」と呼ばれ、死刑制度への反対を公言していたが、一連の事件を契機に、死刑をめぐる考えに迷いが出た。「自分の中でもんもんとして、どう言葉を紡げばいいか分からなかった」とも告白した。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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