「次男の指示で母親殴った」供述 スーツケース遺体、食い違う説明も

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杉山あかり 高木智也

 神戸市西区の草むらから、スーツケースに入った男児(6)の遺体が見つかった事件で、男児の祖母の女性(57)への監禁・傷害容疑で逮捕された実子4人の一部が「きょうだいの指示で女性を殴った」と供述したことが25日、捜査関係者への取材でわかった。ただ4人の説明には食い違いも多く、兵庫県警は慎重に裏付けを進める。

 県警によると、逮捕されたのは、女性の長女の穂坂沙喜(34)、次男の大地(32)、双子で次女の朝美(30)と三女の朝華(30)の4容疑者。

 4人は3~6月ごろ、神戸市西区玉津町居住(いすみ)の自宅内で、母親である女性を数十回押し入れに監禁し、6月19日ごろには背中を鉄パイプで殴るなどしてけがをさせた疑いがもたれている。

 女性は20日、神戸市垂水区内で保護された際、目のあたりに皮下出血があり、背中にも打撲痕があった。命に別条はないという。

 捜査関係者によると、逮捕された女3人のうち1人が「(次男の)大地容疑者の指示で母親を殴った」という趣旨の供述をしているという。

 県警は22日の逮捕以降、4人の取り調べを続けている。だが供述には整合性のとれない点も多く、捜査関係者の一人は、4人の説明が「東西南北、それぞれ違う方向を向いている」と困惑する。

 一家は、沙喜容疑者の息子で…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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