「止血せねば死亡」法医学者が証言 工藤会トップ公判

 四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた指定暴力団工藤会トップの総裁野村悟(73)とナンバー2の会長田上不美夫(64)の両被告の第39回公判が1日、福岡地裁であった。2013年に刺されてけがをした看護師が、止血処置を受けなければ亡くなる恐れがあったと法医学者が証言した。

 起訴状によると、野村被告の指揮命令で田上被告や実行役の組員らは13年1月、福岡市博多区の歩道で看護師を刃物で刺し、殺害しようとしたとされる。

 この日、出廷した法医学者は別室から証言。傷は頭や尻など3カ所で「切れ味が良く、先端がとがった刃物で生じた」とし、頭の傷の近くには動脈があったため「(動脈が)切断されていてもおかしくない」と述べた。

 看護師は事件直後、自ら頭を圧…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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