東京都調布市内を走る京王線の電車内で2021年10月、乗客を刺し、車内に放火したなどとして、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた無職服部恭太被告(26)の裁判員裁判は18日、東京地裁立川支部で被告人質問があった。恋人との別れなどを機に自殺を考えるようになり、事件を起こして「死刑になりたいと考えた」と動機を語った。
弁護側の質問に対する供述によると、被告は小中学生時代のいじめや、職場での人間関係の悩みから、過去に2度、自殺を図った。18年から勤めた携帯電話会社では「初めて周りから認めてもらえた」とやりがいを感じたが、客からのクレームをきっかけに21年6月に異動を命じられた。
また、中学3年生から交際していた女性と、20年3月から結婚を前提に同居を始めたが、金銭面での不安を理由に同年11月に婚約を破棄された。
職場で異動を命じられた頃、女性が結婚したことを知った。「生きている意味がない」と、自殺願望が生まれたが、過去に失敗していたため、殺人事件を起こして死刑になることを計画したという。
当初計画した犯行場所は…
当初は人が集まるハロウィー…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル