「死刑囚の元同僚」ツイッターで実名発信 孤独な人の相談に乗る理由

 東京・秋葉原で15年前の日曜日、歩行者天国にトラックが突っ込み、17人が殺傷された。加藤智大(ともひろ)・元死刑囚の刑は昨年7月に執行されたが、事件に直面した人たちは、6月8日を胸に抱えながら、それぞれの15年を生きてきた。

 大友秀逸(しゅういつ)さん(46)は2003年、加藤元死刑囚と知り合った。当時働いていた仙台の警備会社に入ってきた。「しっかりした新人」と思った。

 互いに青森県出身、ゲームやアニメが好き。意気投合し、「カトちゃん」と呼んだ。車で職場まで送り迎えし、仕事後に一緒にラーメンを食べた。

 1年半ほど後、友は社内の人間関係のトラブルで職場を去った。大友さんも数カ月後に退社した。その後も連絡をとりあったが、あるとき携帯電話が壊れ、連絡先が消えてしまった。「何かあれば向こうから連絡が来るだろう」。そう思っていた。

元死刑囚とのやりとりを振り返り、大友さんはある後悔を抱きます。大友さんは行動を起こしました。

「カトちゃんじゃん」 映し出された姿に衝撃

 連絡が途絶えて約1年半後…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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