「殺せるなら誰でもよかった」容疑者の大学生供述 佐賀の女性殺害

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大村久、榎本瑞希

 佐賀県鳥栖市で起きた女性殺害事件で、殺人容疑で逮捕された長崎大学4年の山口鴻志(こうし)容疑者(25)が「殺せるなら誰でもよかった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。

 山口容疑者は「現場には初めて訪れた」と供述しており、被害者となった大塚千種さん(79)とは面識がなかったとみられる。県警は山口容疑者の供述を慎重に調べ、犯行の動機の解明を進める。

 山口容疑者は事件前日の9日は福岡市内に宿泊。10日にタクシーで鳥栖市へ向かう際、同市内の商業施設を行き先として告げたが、運転手が場所を知らず、市役所近くで降りていたことも明らかになった。降車後、徒歩でJR鳥栖駅方面へ向かったとみられる。

 山口容疑者は事件後に着替えたと供述しており、県警は着替えを購入する目的で商業施設に向かおうとした可能性があるとみている。市役所付近から事件現場までは直線距離で数キロあり、県警は事件直前の足取りについてさらに調べを進める。

 山口容疑者は10日午後1時…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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