台風19号の大雨で大規模な浸水被害を受けた宮城県丸森町は15日、発生から3日を経て新たに廻倉地区で土砂崩れによる複数の安否不明者情報が出るなど、被害の全体像がなお見えない状況が続いた。町内は道路が寸断し、情報も錯綜。上空に向け「水 食料」と書かれたSOSサインも確認された。町中心部はようやく水が引き車や徒歩で通行可能になったが、地表を一面の泥が覆い、自衛隊員が撤去に当たった。
大雨で周辺が冠水した役場は12日以降、ボートがないと行けない「陸の孤島」だった。町内の川では橋に大量の流木も。14日午後に阿武隈川につながる水門を開き、ポンプ車7台で排水を続けた。
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