「泣いている場合じゃない」 娘を亡くした母がつかんだ「新証拠」

 【兵庫】7年前の冬、JR芦屋駅前で倒れた娘はなぜ命を失ったのか。母親は自ら証拠を集め、民事裁判では元交際相手の男性の暴行が原因で死亡したと認める判決を勝ち取った。「泣いている場合じゃない」。そう心を奮い立たせ、男性を不起訴にした検察に再捜査を求めている。

 亡くなった女性は有友尚子さん(当時27)。2015年12月28日未明、元交際相手の男性と口論になった後、倒れて意識を失った。

 米国で暮らす母親の裕子さん(71)はすぐに帰国したが、医師に「意識は戻らないと思ってください」と告げられた。翌年1月10日に死亡。死因は外傷性くも膜下出血とされた。

 生前、男性との交際について度々悩みを聞いていた裕子さんは後悔にさいなまれた。

娘の無念を晴らしたい

 裁判資料などによれば、この…

この記事は有料記事です。残り1066文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment