CBCテレビ
空き巣や忍び込みなど住宅を狙った侵入盗の被害が12年連続で全国最悪の愛知県で、この事態を打開しようと、愛知県警は、8月から全国で初めてとなる取り組みを始めます。
それは、「泥棒を見つけたらお金がもらえる」というものです。
これは、4年前に愛知県警が公開した防犯カメラの映像です。
黒ずくめの男たちが住宅のドアをバールでこじ開けて中に侵入し、金品を奪って逃げました。
愛知県は、こうした住宅侵入盗の発生が、12年連続で全国ワーストで、ことしもすでに1000件近い被害が起きています。
7月と8月は、夏休みやお盆で外出する機会が多く、空き巣が増えるとされる時期になります。
被害を未然に防ごうと、名古屋市南区では、25日、警察が地元の自治会と連携し防犯診断を行いました。
防犯診断とは、住宅を一軒ずつ回り侵入されやすい場所をチェック、有効な対策を教える活動のこと。
窓に取り付ける「補助錠」など、防犯グッズを積極的に活用するよう呼びかけました。
続いて、警察官が説明しているのは、8月2日から始まる「住宅ドロボウ通報応援制度」です。
犯人検挙につながる有力な情報を提供した人に、住宅メーカーなどでつくる防犯団体が、1万円を支払う全国初の取り組みです。
「この時期は泥棒が多く入るので、不審者を見つけたら通報してもらい、報奨金の1万円をぜひ獲得していただきたい」
(愛知県警南警察署生活保安課 熊澤実課長)
泥棒を見つけたら1万円という全国初の報奨金制度で、ことしこそは、ワースト脱却を目指します。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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