「浮浪雲」漫画家のジョージ秋山さん死去、77歳（日刊スポーツ）

「浮浪雲」などの作品で知られる漫画家のジョージ秋山さんが5月12日、死去していたことが1日、分かった。77歳。

有限会社「ジョージ秋山」はこの日午後、マスコミ各社へのファクスを通じて発表した。同事務所は「これまで応援してくださったファンの皆様、お世話になりました関係者の皆様に深く感謝申し上げます」とコメントした。

通夜・告別式はすでに家族のみで執り行われたという。

小学館ビッグコミックオリジナル編集部は「長年にわたり、日本の漫画界を牽引してこられたジョージ秋山先生の生前の多大な功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。

秋山さんは1943年（昭18）4月27日東京都生まれ、栃木県育ち。1966年（昭41）「ガイコツくん」（別冊少年マガジン）でデビュー。68年「バットマンX」（週刊少年マガジン）で講談社児童まんが賞を受賞。73年には「浮浪雲」を連載開始。同作品はテレビドラマ化もされ、2017年（平29）最終回まで連載が44年続いた。

関係者によると、秋山さんは次回作を見据えて作品を構想していたという。