北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故。23日で発生から3カ月を迎えたが、斜里町役場の正面玄関に設けられた献花台では、今も手を合わせる人の姿が絶える日がない。
カズワンは4月23日午前10時ごろ、同町のウトロ漁港から乗客・乗員26人を乗せて出港し、戻ることはなかった。それから3カ月経ったこの日、同じ時刻に町職員3人が献花台の花の手入れを始めた。花がすぐに枯れないよう各課に当番を割り振り、1日2回、職員が交代で水を替えるなどの手入れを続けてきた。作業を終えた3人は、献花台の前で静かに手を合わせた。
ウトロ地区で民宿を経営する伊藤憲子さん(75)は夫婦で献花に訪れた。カズワンの乗客の1人が大学生の時に、伊藤さんの宿を利用していたという。
毎月23日には献花に来てい…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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