西川祥一
北海道南西部の噴火湾で水揚げされた海の幸ナンバーワンを、解散総選挙ならぬ「海産総選挙」で決めるイベントが、衆院選に合わせて開かれている。豊浦町の「噴火湾とようら観光協会」の主催。人気投票は、衆院選が投開票される31日までインターネットで受け付けている。投票者には抽選で30人に活ホタテ3キロが当たり、当選者には11月8日にメールで知らされる。
「第2回北海道豊浦町海産総選挙」と銘打つ。立候補しているのは、「届け出順」に①ボタンエビ②カレイ・ヒラメ③毛ガニ④ホタテ⑤鮭(さけ)⑥ウニ⑦ブリ⑧カキ。それぞれ「公約」があり、ウニ「トゲのない社会をめざして」、毛ガニ「時代の殻を破る」、鮭「明るく回遊できる社会へ 4年越しの思いをハラス」、カキ「口(殻)のかたさは天下一品」など。
25日までに1万票を超え、台湾、米国・オハイオ州、ハワイからの投票も。応援コメントでは「魅力的な魚介類ばかり。本物の衆院選でも、もっと魅力的な候補者がいればいいのに」との声もあったという。
観光協会の田中博子さん(43)は「豊浦町の魅力をもっと知ってほしい。衆院選の投票もお忘れなく」。投票は専用サイト(https://toyoura-feel.com/kaisan/)から。(西川祥一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル