36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判は11日、京都地裁で第12回公判があり、被告人質問が行われた。事件前にどのくらいの犠牲者が出ると想定していたかを問われ、青葉被告は「7、8、9人。2桁までは考えなかった」と述べた。
犠牲者数は、7人が死亡、10人が重軽傷を負った東京・秋葉原の無差別殺傷事件(08年)などが念頭にあったとした。これまでの公判では、京アニに自身の小説のアイデアを盗用されたと主張し、「メッセージ性を込めた犯罪をしないと」と考えるようになったと説明してきた。
青葉被告「ここまで大きくなるとは」
犯行直前、青葉被告は現場となった京アニ第1スタジオ近くの路地で「十数分間、考え事をした」という。放火によって第1スタジオがどうなると思っていたのかを聞かれ、「漠然と京アニなんてなくなってしまえばいいと思った」と答えた。第1スタジオには社員70人がおり、36人が死亡、32人が重軽傷を負ったが、「ここまで大きくなるとは思わなかった」と語った。
青葉被告は、自身の小説が京…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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