三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台として知られる三重県鳥羽市の神島(かみしま)へ水を送るための海底送水管を、41年ぶりに設置する工事が進められている。市と工事を請け負う大手電線メーカー「古河電工」が、鳥羽市沖の伊勢湾での工事の様子を公開した。
市水道課によると、敷設が進められている送水管は、本土に近い答志島(とうしじま)と神島を結ぶ7728・2メートルの区間で、総事業費は約9億4千万円。最深約80メートルの海底に、直径100ミリのポリエチレン製の送水管を敷設していくが、漏水防止のため送水管の周囲は二重の鉄線で保護されている。
工事は神島側から始まり、水深が浅い場所はダイバーが送水管を地下1メートルの場所に敷設する。それ以外の場所はGPS機能で自動航行する台船が敷設していく。
神島に送水管が初めて敷かれた…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル