コロナ禍があけて初めて迎える今年のお盆。仏壇やお墓参りでロウソクをともす機会が増えるこの時期、ロウソクを立てる燭台(しょくだい)に水気が残っていたり、短いロウソクを継ぎ足して使ったりすると、「火災になるケースがある」と消防関係者が注意を呼びかけている。
大阪府枚方市の一般住宅の仏壇付近で、火災が発生した。枚方寝屋川消防組合の隊員が駆けつけると、仏壇から20~30センチほど離れた障子が燃えていた。2013年2月のことだ。
火元は、仏壇に置かれたロウソクしか考えられなかった。
「燭台はいつもどうしていますか」(隊員)
「洗って乾かしてから使っています」(住民)
ロウソクの芯が飛ぶ
燭台を消防本部に持ち帰って調べてみると、ロウソクを突き立てる金属部分の根元がさびていて、その付近に水分が残っていることがわかった。
隊員らは約600回、燭台に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル