「無事に帰った自分が…」17歳志願兵、75年後の告白

 「最近、戦争体験について語らねばと思うようになったのです」

 松江市の老人ホームで暮らす田中久さん(93)から、朝日新聞松江総局に電話が入ったのは今年の初めごろだった。

 「最後まで誰も傷つけず、自分も傷つかず終戦を迎えました。それは幸運なことでした」。中海を望むホームの一室で、田中さんは手帳からセピア色になった1枚の写真を取り出した。

 第2次世界大戦時、広島で撮影…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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