「狩り」から「共存共栄」へ 違法スカウトと暴力団、3年捜査の背景

 約1500人が所属する国内最大規模の違法スカウトグループ「ナチュラル」の幹部らが、メンバーを脅した容疑で警視庁に逮捕された。警視庁は、2020年6月に新宿で起きた乱闘事件をきっかけに、グループを治安上の脅威とみて、3年以上、捜査してきた。

 大勢の男が何者かを取り囲み、殴ったり蹴ったり――。歌舞伎町での様子を映した動画が20年6月、ツイッター(現X)上で拡散した。「スカウト狩り」と呼ばれた。

 警視庁は、スカウトの引き抜きを巡るナチュラルと指定暴力団住吉会系組織の対立とみて捜査。20年10月、同会系組員の男4人と、ナチュラルの男3人を傷害容疑などで逮捕した。

浮かんだ粗暴さ 全国規模の組織性

 捜査関係者によると、この捜…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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