空前の猫ブームの中、離島に多くの猫が暮らす各地の「猫島」が、観光客の人気を集めている。人口より猫が多い島、猫の神社がある島など様々あり、癒やしを求めに来る人が後を絶たない。高齢化と人口減少が進む島々で、猫たちは貴重な地域資源になっている。
大分県最南端に浮かぶ深島(ふかしま)。周囲約4キロの島には、島民15人に対し、はるかに多い約90匹の猫が暮らす。7月初め、同県佐伯市の港から定期船に約30分乗って島に着くと、至る所で猫たちがのんびりと寝転び、日なたぼっこしていた。
子猫の面倒見がいい、あっぷる。人と適度な距離を保つカサゴ。長毛で短足のロッキー……。「1匹1匹に名前がついています」。島に暮らす安部あづみさん(32)が教えてくれた。
拡大する猫たち1匹ずつに名前がついている=2020年7月1日午後4時11分、大分県の深島、石平道典撮影
結婚を機に深島に移住。島育ち…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル