「理想の子」に… 専門家が証言、被告の「自己肯定感」

 東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5)が虐待死した事件の裁判員裁判で、東京地裁は15日、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)に懲役13年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡した。守下実裁判長は児童虐待事件で「最も重い部類」と位置づけ、虐待について「しつけの観点からかけ離れ、自らの感情に任せて行われた理不尽なものだった」と非難した。

 裁判では「理想の子ども像」を抱いた雄大被告が、しつけに力を入れようとして暴力に転じた過程が明らかになった。専門家は「虐待の典型」と指摘する。

 裁判での供述などによると、雄大被告は大学を出てIT企業に勤めたが、ストレスから7年ほどで辞職。「目標が定まらず自暴自棄だった」とき、妻となる優里被告と結愛ちゃんに出会い、希望に胸をふくらませた。

 だが、血のつながりがない結愛…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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