かんぽ生命の不正販売が多数発覚した日本郵便の幹部が、社内会議で「納得のいかない部分を横に置いて」「理解してのみこんで」などと部下らに呼びかけていた。かんぽ問題では現場の郵便局員に解雇を含む厳しい処分が科される一方、不正を知っていたはずの上司らは厳しい処分を免れ、不満が募る矢先のこと。火に油を注いだ発言の真意は――。
「お客さんのニーズに添わない営業、新規獲得の旗を振っていたことが最大の原因だと私は思っている」。日本郵便執行役員の荒若仁・東京支社長が9月下旬、かんぽ生命の営業再開を間近に控えた社内の会議でそう語った。発言は社内サイトで配信され、現場社員の間で話題になった。朝日新聞もその音声データを入手した。
東海・近畿の支社長も歴任した荒若氏は、不正の実態は「少し考えればわかること」「早々に気づくべきだったと大反省している」とし、「申し訳なかった」と社員らに謝罪した。
「先輩に(不正を)教え込まれ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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