関西が徹底してディスられ(けなされ)、話題沸騰中の映画「翔(と)んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」。カギとなるのが、日本最大の湖、滋賀県の琵琶湖だ。「琵琶湖の水を止める」。そんな映画の主人公の決めぜりふも話題になったが、そもそも、実際に水を止めることはできるのか。
琵琶湖は滋賀県の面積の6分の1を占め、貯水量は275億立方メートル。ここから河川として唯一注ぎ出る瀬田川が、京都で宇治川、大阪で淀川となり、流域の約1450万人の生活を支えている。
滋賀県民の決まり文句「琵琶湖の水止めたろか!」はこうした状況を踏まえたものだが、歴史をひもとくと、明治以降、たびたび水が止められたことがあった。
滋賀県で最大の水害被害となった1896(明治29)年9月の大洪水時。琵琶湖の水位が3・76メートルに上昇し、湖岸周辺は200日間以上浸水。死傷者は約100人にのぼった。
洪水時に住民が堰の開放を求めた
この際、琵琶湖の水を止めた…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment