第一生命保険の山口県と和歌山県の拠点で、女性営業社員が顧客のお金をだましとって解雇される不祥事が相次いだ。共通するのは、加入保険をもとに顧客がお金を借りる契約者貸付制度の利用。必要なお金をすぐ手にできる便利なしくみが、顧客と密接につき合う社員に悪用された。こうした事態を防ぐ会社のチェック機能も働かなかった。
被害者の多くが自ら手続き、現金を元社員へ
山口県内で働いていた元女性社員(89)が、10年以上前から今年4月まで、少なくとも21人から計19億円を不正取得したとされる事件。関係者によると、被害者の顧客が元社員へ渡したお金の多くは、契約者貸し付けを使ったものだった。
元社員は半世紀にわたり保険を販売する「第一生命でも成績トップクラスのレジェンド」(同社関係者)。政財界の要人と親しく地元で深い関係を築いていた。
架空の「特別枠」による運用を…
2種類
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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