36人が死亡した2019年の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判第21回公判が6日、京都地裁であった。検察側の被告人質問で、遺族や負傷者らの意見陳述が行われたことを踏まえ、「声を振り絞ってお話しした人たちに思うことはありますか」と尋ねたのに対し、青葉被告は「申し訳ございませんでしたという言葉しか出てきません」と述べた。
今年9月に始まった裁判で、青葉被告が謝罪の言葉を口にしたのは初めて。検察側が現在の心境を聞いた質問には「自分より苦しんでいる方がまだいるという気持ちです」と述べたほか、「子どもがいらっしゃる方もいて、重く受け止めないといけないと考えている。やはり申し訳ありませんでしたという形にしかなりえないと思います」とした。
さらに検察側が「そういった…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル