埼玉県議会で審議中の県虐待禁止条例改正案が「虐待」の範囲を大きく広げていると波紋を呼んでいることをめぐり、加藤鮎子こども政策担当相は10日、「様々なご議論が出ているということも承知している。県議会の議論をしっかりと注視したい」と述べた。
改正案は、子どもを自宅や車内などに放置することを禁止する内容。4日に自民県議団が提出し、13日の議会最終日に採決される見通し。委員会審議では、子どもだけの登下校や短時間の留守番なども禁止行為にあたると答弁。保護者から反発の声が上がっている。
こうした実態について、加藤氏は「大臣の立場で一定の判断を加える発言は控えたい」とする一方、自身も子育て中に「子どもを1人で登下校させていたことはあった」と言及。「本会議までにはまだ時間もある中、様々なご議論が出ている」と注視していく考えを示した。(高橋健次郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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