福岡県警田川署地域3課の広瀬守隆警部補(57)が傷害致死容疑で逮捕されたことを受け、県警は6日、臨時の署長会議を開いた。岩下剛本部長は署長ら約130人に「県民の信頼を大きく裏切り、昼夜を分かたず真摯(しんし)に取り組む警察職員への背信行為」と述べた。
岩下本部長は訓示で、事案について「警察官が実の妹に傷害を追わせ死亡させる事件の容疑者となったことは痛恨の極み」と指摘。県警に厳しい批判が集中しているとし、「週末に臨時の会議が開催された意味をしっかり受け止め、最前線で地道に活動している職員との積極的なコミュニケーションを確保し、温かみのある働きやすい職場づくりや職場の士気の高揚を図ってほしい」と訴えた。
県警では昨年、飲酒運転や覚醒剤使用、保険金の不正請求詐欺、交通違反取り締まりの虚偽文書作成など、懲戒免職や停職処分される不祥事が相次いだ。(鈴木優香)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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